2011年03月07日

設計後記 松江の家

設計☆担当です。

松江の家のあとがきです。

他社の建築条件付き宅地でご検討されていたので
プレゼン終了後 条件はずすのに別途300万支払って日置建設を選択して頂き
(土地代でも建物代でもなく物に転化されない出費です。)
300万が無駄にならぬよう 心を決めたスタートでした。

古材、拭き漆、漆喰、鏝絵、瓦人形、なんとも魅力的なお話が飛び出て来て
どうやれば実現出来るか苦しくもあり楽しくもあった仕事でした。

計画中に2冊の小冊子を入手しました。
1冊目は 「洋館付き住宅の魅力わかる本」 
横浜に点在する昭和初期の住宅に思いを馳せることに・・・
また時間をつくって見に行こうと思います。(なんでが小さい?)
2冊目は 「鏝なみはいけん」
石州(島根県)左官による鏝絵の魅力を紹介
これまたなんとも! 春のツーリングで見に行っちゃおうかなぁ~

どちらも今後も含めて良い刺激になりました。
お施主さんとの会話の中から様々なきっかけを頂きます。
中には申し訳なさそうにされる方もいますが
実は結構ワクワクしてるのでご心配なく。
今回も実現こそしませんでしたが、石州左官の品川氏との出会いがあり
僕の中で何時の日にかリベンジを誓いました。
松江の家のお施主さんには沢山頂きました。有難うございます。

3人のお子さんがとても元気で 
このお家がどう展開するか楽しみで仕方がない そんな現場でした。

PS:霜柱氷の梁に雪の桁雨の垂木に露の葺草
お世話になった設計事務所にこんな和歌が飾ってありました。
諸説ありそうですが 火伏せのまじないです。
松江の家に似合いそうで 引き渡し前に胸の内で詠みました。



  


Posted by 明石の日置建設 at 09:14Comments(0)HKハウス松江の家