2011年03月29日

長期優良住宅の補助事業に衝撃

2011年度の長期優良住宅普及促進事業の上限戸数、「10年度実績分と合わせて5戸」に工務店関係者が衝撃

 国土交通省が3日、2011年度実施予定の「木のいえ整備促進事業」(長期優良住宅普及促進事業)の内容を、対象住宅上限として10年度事業活用実績分と合わせ上限5戸とする方向性を表明したことは、同事業を経営戦略に組み込んでいた工務店に動揺をもたらした。これら関係者の間からは「長期優良住宅制度は大手有利。

 普及促進事業は大手のような家づくりを行っていない分の補助制度と捉えていた」との声や、「新規取り組み重視と本気でいうのであれば、『なぜ今まで長期優良住宅に取り組めなかったのか』の部分を解決する施策にまで踏み込んで展開すべき」との声が上がっている。

 国交省が2ヵ年で活用実績を累計5戸とする方向性を打ち出したことは、長期優良住宅普及促進事業の補助金交付を自社の経営戦略に組み込んでいた工務店の間に、動揺をもたらした。これらの事業者は上限5戸を単年度枠と考え、11年度も最低でも10年度と同数枠が提示されるものと見込んでいたからだ。

 今年度の長期優良住宅普及促進事業を活用し上限枠を使い切った工務店は、国交省の方向性に「衝撃を受けた」と話す。

 そして「長期優良住宅普及促進事業の存在は、大手と違い型式認定を使わずに注文住宅を扱う地域工務店に対する、手間分の支援制度と受け止めていた」とし、「性能表示を1棟1棟申請する手間は大変なもの。

 年間供給規模が数棟レベルのまわりの工務店では、長期優良住宅を扱うところの方が珍しい。新規取り組み優先との方向性と聞くが、長期優良住宅を扱っていない工務店は、扱えないから扱っていないのであって、そういうところは『今年事は補助事業を活用できなかったけれど来年は活用できる』とはならない」とする。

 また、長期優良住宅の建築に関心を持つ零細規模の地域工務店に同住宅の扱いを薦めているコーディネーターは、「今年度事業の最初の説明に『次年度にまたいで上限5戸』とはいっていなかったはず。なぜ今になってそのような方向性を打ち出すのか」と疑問を呈する。そして、自ら長期優良住宅の扱いを工務店に薦めてきた経験から、「長期優良住宅を扱わない事業者は、図面作成ができなかったり申請作業手間を負担に感じたりで、独力では扱えない状態にある事業者が多い。国交省のホームページを見る習慣がなく、補助事業の詳細すら知らない事業者が未だにいる」、「長期優良住宅に取り組んでいない事業者が、これまでどういった理由で取り組めなかったのか、国交省は実態を把握しているのか。新たに取り組みたい事業者を優先するというのであれば、取り組めない事業者が、どうやったら取り組めるようになるのかの施策も提示すべきだ」と主張する。

 別の工務店関係者は国交省が示した理由に一定の理解を持ちつつ、取り組み意欲面で既存の事業活用者を抑制すべきではない--との主張だ。理由としては、「他の工務店が取り組み社業が活性化した成功事例に刺激を受けて、それなら自分もやってみようと本気になって取り組むパターン」をあげている。



トステムのTH友の会ニュースより

  


Posted by 明石の日置建設 at 08:24Comments(0)長期優良住宅について

2011年03月25日

「溝之口の家」、照明で家がさらに良くなる

長期優良住宅普及促進事業「HKハウス溝之口の家」、3/26に完成見学会。




外構工事の作業中で、外部とのかかわりが大切なこの家のポイントは、

是非、来場してご確認してみてください。


今日は、照明で家の雰囲気は大きく変わります、この度の照明のポイントをご紹介。





溝之口の家は天井高が2300で、天井の低さが建物のプロポーションの良さに繋がり、

そのバランスを保つには、照明器具でもダウンライトや間接照明は必須となります。




造り付け家具の後ろに埋め込み式の間接照明をセットすることで壁を引き立たせます。



1階手洗いスペースに間接照明付きのミラーをセットすることで、

壁に貼ったタイル調のエコカラットの良さが引き立ちます。




トイレはシンプルに丸い形の壁照明にしました。

その下には、オリジナル薄型のトイレ収納家具も造りました。




2階の和室の寝室もバランスよくダウンライトを取り付けました。



「HKハウス溝之口の家」の完成現場見学会は、明日

日時 : 3月26日(土) 13:00~16:00 

但し、事前予約が必要ですので、事前にご連絡ください。


見学会の詳しい内容は、弊社イベント情報をご覧ください。

  


Posted by 明石の日置建設 at 08:04Comments(0)HKハウス溝之口の家

2011年03月23日

溝之口の家は家事導線を考慮した設計

長期優良住宅普及促進事業「HKハウス溝之口の家」の完成見学会を3/26に開催。

奥様に必見の使いやすい家事導線を考慮した設計ポイントをご紹介。





システムキッチン前の壁を少し上げてカウンターを設置したので、

手元が隠れるため、雑多な物が見えにくい。


そして、キッチン横には、洗面脱衣スペースを設けています。




洗面脱衣室は、引戸を設け、しな合版の扉で閉めれるようにしています。


扉を開けると、




洗面・脱衣・洗濯スペースは、INAXの洗面台とオリジナル収納棚を設けた。

その右側には浴室(ユニットバス)を設けています。

写真左上の丸い輪のようなものは物干し竿が取り付けれます。


洗面台の正面には、間接照明付きの鏡で、エコカラットがポイントになっています。


洗面所から振り向くと





使いやすい作業台付きの家電・食器収納セットを設置。

キッチンは、クリナップ、家電、食器収納セットは市販品を設置しました。


そして、キッチンの奥には、




たくさん可動棚のあるパントリーを設け、そのまま勝手口を出ると、

外部の駐車スペースへと出ていけ、裏にも物干しスペースを設けれます。



「HKハウス溝之口の家」の完成現場見学会は、

日時 : 3月26日(土) 13:00~16:00 


但し、事前予約が必要ですので、事前にご連絡ください。


見学会の詳しい内容は、弊社イベント情報をご覧ください。



  


Posted by 明石の日置建設 at 08:43Comments(0)HKハウス溝之口の家

2011年03月20日

設計後記 日置建設

設計☆担当です。

3/20の業務を最後に日置建設を退社いたします。
約2年間、本当にお世話になりました。
良い住宅を供給するためには 設計事務所と
建設会社がお施主さんのために一致団結することが不可欠です。
工務店内に設計業務を持ち込んで上手くいくかは挑戦だったのですが
日置建設では 設計と施工、家造りを違う立場で行う2者が
同じ組織に属しながら 切磋琢磨し仕事が出来たと思っています。
それも日置社長が自由に仕事をさせてくれたのと
各スタッフが前向きな考えをベースに持っていたからだと思います。
本当に恵まれた2年間でした。 今後は環境が変わりますが 
また新しい方法で互いに磨きを掛けれたらと思います。

計画中にもかかわらず 環境の変化を快諾していただいた
お施主様、有難うございます。 ご期待にそえる結果を出せると
確信しておりますのでなにとぞ今後とも宜しくお願いいたします。
また既存のお施主様についても日置建設と同じように
ご質問などあれば気兼ねなくお付き合い頂けるよう
改めてご挨拶させて頂ければと思います。

日置建設のみなさん 関連業者さん そしてお施主さん
本当に有難うございました。 

会長とする日々のくだらない会話が無くなるのは残念です。
禁断症状が出たら 日置建設にお邪魔してそっと悪戯しておきます。(笑)

ブログにコメント頂けるまで継続したかったのですが・・・ 心残りです。
今後はコメント書き込む側で応援します。





Forward In All Direction !




  


Posted by 明石の日置建設 at 09:29Comments(0)

2011年03月17日

長期優良住宅補助金が追加可能に!

長期優良住宅普及促進事業で、平成22年度事業として追加で5戸

補助金申請ができるようになりました。


平成22年度木のいえ整備促進事業(長期優良住宅普及促進事業)とは、

地域の中小住宅生産者による長期優良住宅への取組を促進するため、

一定の要件を満たす長期優良住宅について建設工事費の一部を助成するものです。


補助額

一般型の対象住宅1戸当たり100万円、

地域資源活用型の対象住宅だと1戸当たり120万円が上限となります。



対象者

○ 年間の新築住宅供給戸数が50戸程度未満の住宅供給事業者

○ 建築主と住宅の建設工事請負契約を締結し、かつ当該住宅の建設工事を行う者


この度、発表された内容は、以下の通り
 
 平成23年3月15日(火)より、簡便な手続により、新たに補助事業の

対象となる住宅の戸数を登録する事業登録申請の受付を開始します。

 本事業により補助を受けることのできる住宅の戸数は、平成22年度

木のいえ整備促進事業第1回募集、第2回募集合わせて5戸を上限としてますが、

今回募集を開始する事業登録申請については、これとは別に、簡便な手続により、

5戸を上限として補助事業の対象となる住宅の戸数の登録が可能です。



上記の内容、事業内容や手続き、提出書類の詳細は、

長期優良住宅普及促進事業実施支援室のホームページにをご覧ください。



今年度、事業者あたり5戸が上限でしたが追加であと5戸申請可能となりました。

但し、先着順となり、申請の状況により期限よりも前に受付を停止することがあり。



  


Posted by 明石の日置建設 at 08:24Comments(0)長期優良住宅について

2011年03月14日

検査報告 藤江の家

設計☆担当です。

3/14藤江の家の中間検査(構造検査)がありました。
事前に内容把握していたので特に指摘もなく無事合格しました。
外壁部のニチハのあんしんが珍しかったのか色々聞かれました。

上棟時の写真です。

和室から吹き抜けを挟んで空を見上げるたところ


吹き抜け(左上)を通じて和室床(右下)への日差し

先にご提案していたプランが トップライトやガラスの床を駆使して
明かりを取る計画だったのですが コストがかかる割に効果が無いものだったので 
手元に回ってきた段階でザックっと変更提案しました。 順調に進んでいます。

※東北地方太平洋沖地震について
3/11、神戸の震災を経験したものでも想像出来ないほどの災害が起こりました。
全容が解らない状況が続いていますが 津波の映像を見て生死の境界線が
見える形で迫ってくることの恐ろしさを感じずにはいられません。
現在の状況では何をして良いのか解りませんが 状況が落ち着くのを
待ちながら 何か出来ることはと考えたいと思います。
被災地で対処されている方に感謝しつつ 被害に会われた方のお見舞いと
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
メーカーの工場破壊や流通の混乱など建築業界にも様々な影響がありそうです。
私事でも3/15.16と東京で構造関係の講習会を申し込んでいたのですが中止になり
延期なのか取りやめなのか解らない状況です。 一刻も早い復興が望まれます。
  
タグ :検査報告


Posted by 明石の日置建設 at 16:44Comments(0)検査報告

2011年03月12日

設計後記 溝之口の家

「目がかぃーの」 設計☆担当です。

溝之口の家のあとがきです。

建築家と呼ばれる人にも色々な方がおられますが 初顔合わせで
僕の好きな建築家の名前をお施主さんの口から聞けると言う幸運に恵まれました。
丁度そのころ その方を囲む形の研修旅行を建築知識が企画していたので
社長にどう切り出すか考えていた僕にはまさに天祐でした。

旅行写真:山長商店前にて集合写真 建築士、大学教授、工務店社長etc
一年ほど前で 杉、桧の山を見に行ったのに痒くなかったです。今年はきついです。
ハードスケジュールで体にも財布にも厳しかったですが 有意義なものとなりました。


設計が工務店に深く係れば建築の現場は変わるということは
常々思っていましたが、この方は本当に凄いです。
表面だけさわって現場には写真撮りに来るだけの なんちゃってな人も
沢山いますが この方は完成されたディテールによる徹底的な標準化で
現場に来る回数は数回でも 完璧な仕上がりで住みやすくかつ美しい!
任せる工務店も考えを理解していることが求められ 地域ごとに指定されます。

そんな建築家の家を実際に見られたお施主さん
本計画はお施主さんのライフスタイルにモディファイして建築家のテイストを
残すことが求められましたが、ご自身でも良く勉強されていたので計画は
思った以上に進めやすかったです。
住宅建築でもトップレベルの内容を日置建設が試みることになり
担当監督とは一年程一緒にやってきましたが 互いに成長を確認する現場
となりました。お施主さんからは95点の点数を頂きました。
5点を埋めるのはゼノンのパラドックスの様ですが 今後も努力続けたいです。
この5点、お施主さん、監督、設計それぞれに思うことあり
機会があれば 三者で将棋の感想戦にあたる様なこと
(お施主さん曰くエピローグ)が出来ればなと思いました。
(監督と設計だけで建てたわけではないので理想は総ての関係者です。)

PS:好きな建築家はいますか?
僕の好きな方を少し上げてみます。
遠藤秀平氏:学生の時、ご縁があって模型制作を手伝わせて頂きました。
この人に褒められたのが 畑違いの建築に進むきっかけになりました。
古田義弘氏:基本はこの方の事務所で教わりとてもお世話になりました。
そして今回ご紹介した伊礼智氏
建築家には独特の雰囲気がありますね
好きな建築家が出発点の家造りも良いかもしれませんね。

  
タグ :建築家


Posted by 明石の日置建設 at 12:40Comments(0)HKハウス溝之口の家

2011年03月07日

設計後記 松江の家

設計☆担当です。

松江の家のあとがきです。

他社の建築条件付き宅地でご検討されていたので
プレゼン終了後 条件はずすのに別途300万支払って日置建設を選択して頂き
(土地代でも建物代でもなく物に転化されない出費です。)
300万が無駄にならぬよう 心を決めたスタートでした。

古材、拭き漆、漆喰、鏝絵、瓦人形、なんとも魅力的なお話が飛び出て来て
どうやれば実現出来るか苦しくもあり楽しくもあった仕事でした。

計画中に2冊の小冊子を入手しました。
1冊目は 「洋館付き住宅の魅力わかる本」 
横浜に点在する昭和初期の住宅に思いを馳せることに・・・
また時間をつくって見に行こうと思います。(なんでが小さい?)
2冊目は 「鏝なみはいけん」
石州(島根県)左官による鏝絵の魅力を紹介
これまたなんとも! 春のツーリングで見に行っちゃおうかなぁ~

どちらも今後も含めて良い刺激になりました。
お施主さんとの会話の中から様々なきっかけを頂きます。
中には申し訳なさそうにされる方もいますが
実は結構ワクワクしてるのでご心配なく。
今回も実現こそしませんでしたが、石州左官の品川氏との出会いがあり
僕の中で何時の日にかリベンジを誓いました。
松江の家のお施主さんには沢山頂きました。有難うございます。

3人のお子さんがとても元気で 
このお家がどう展開するか楽しみで仕方がない そんな現場でした。

PS:霜柱氷の梁に雪の桁雨の垂木に露の葺草
お世話になった設計事務所にこんな和歌が飾ってありました。
諸説ありそうですが 火伏せのまじないです。
松江の家に似合いそうで 引き渡し前に胸の内で詠みました。



  


Posted by 明石の日置建設 at 09:14Comments(0)HKハウス松江の家

2011年03月04日

長期優良住宅の補助金に関する最新情報!

平成23年度「木のいえ整備促進事業」、補助枠は22年度と通算で5戸まで

この情報は、新建ハウジングウェブに書かれています。


地域の中小工務店による長期優良住宅への取組を促進するため、今年度に続き

実施される平成23年度「木のいえ整備促進事業(長期優良住宅普及促進事業)」

について、来年度の補助枠は、本年度の補助実績を持ち越し、2年通算で

1事業者あたり5戸までとする計画であることが明らかになった。


すでに本年度5戸の補助を受けた事業者は来年度の補助申請は認められない。

国交省では「事業の目的は、地域の事業者に長期優良住宅の申請手続きに

慣れてもらうこと。すでに実績のある事業者に補助するよりも、まだ1棟も

実績がない事業者への取り組みを支援したい」としている。


  


Posted by 明石の日置建設 at 23:34Comments(0)長期優良住宅について